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katoonです。おはようございます。


今、アパートの近くのSeattle's BestでVanilla flavorのアイスコーヒーを飲みながら、思慮に耽っています。

ケーススタディの合間に、卒業後のキャリアについて思いをはせているが、やはりMBA留学の経験を活かせる一段飛躍した仕事ないしはポジションにつきたいと思っている。

但し、目先の金を求めて今さら外資系投資銀行等に転職をすることは、考えていない。高額な金があっても、満たされない何かが必ず存在しそうな気がするからだ。

そもそも「私欲=わたくしごと=高額な金」のために、わざわざ前職を退職してまで、苦労してMBA留学をしたわけではない。

一生に一回の人生のスコープを大幅に広げたいという思いと、将来的にグローバルな視野で日本経済発展の牽引役になりたいという非常に純粋且つまっすぐな動機である。

なので、ボストンキャリアフォーラムで、“MBA採用”と書かれた企業を片っ端から受けるMBA候補生を見て違和感を感じざるを得なかった。最も高額な留学費用を早く回収したいという思いが、ないと言ったらうそになる。稼がないと、まずいという切迫感は常にある。

でも、MBAを取得した後に、「わたくしごと」だけを盲目的に追いかけて、私欲の塊になるのはなんかイメージと異なる。

そんなことを考えていた矢先に、MBAホルダーの先人が似たようなことを記事に書かれていた。これを読んでなんとなく安心したような気がした。

志の低いMBAホルダー

第36回 「外ではなく内にある」

お二人とも、最終的には独立されているが、中小企業の社長様の為にMBAで学んだノウハウを生かして、毎日奮迅されている。独立を推奨するわけではないが、やはり「わたくしごと」ではなく、

「誰かのためになにができるか?」を尺度に今後はキャリアを考えていきたい。

そもそも、ビジネスの本質はそこにあるし、その方が結果的に非常に良いキャリアを描けると思う。

頑張ります!


USC.jpg
University of Southern California





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2011.03.31 Thu l 将来の夢 l COM(0) TB(0) l top ▲
Katoonです。おはようございます。(日本時間に合わせます。)

IBEARプログラムの目玉である、IBCP(International Business Consulting Project)が開始しました。このプロジェクトは仮想企業を想定して、実施するのではなく実際の企業からの依頼を受けて行う、ホンモノのコンサルプロジェクトです。

守秘義務があるので、プロジェクトの内容自体は申し上げられませんが、アジアやヨーロッパへ諸国への企業の参入戦略を策定し、クライアントに提示するというものです。
幸い、私のグループは、ベネズエラ人・トルコ人・アメリカ人・インド人・私という“非常に濃い陣容”になりました。ただそのおかげで、物凄く苦労もしていますが、物凄く得るものが大きい毎日です。

週一のクライアントとの定例以外にも、皆でインターナルに集まり、課題の仮説立案から調査内容の策定まで、検討をしています。皆、アグレッシブに自分の意見をぶつけてきますね。
当初は多少の遠慮もあり、まとめ役に徹していましたが、それだけだと建設的な議論にならないと思い、相手が話し終えたすきを見て、いざというときには自説を展開するようにしています。

こういう場合に重要なのは、自己主張大会にならないことですね。「ゴールはクライアントの成功」であり、そのために喧々諤々とするのであればよいのですが、自説に固執しすぎて、「議論に勝つことが自己目的化」すると恐ろしく非効率です。

後、忠実なロジックをしっかり作って主張することが大事だと思いました。口数多く話せずとも、しっかりとしたロジックの上には、欧米人も極めて従順になります。なので、私は話す前に論理構成をホワイトボードに書いて頭の中にあるロジックを見せながら話すようにしています。

いずれにせよ、今後グローバル人材になっていくあたってとても良いハンズオンの経験です!

物おじせず、臆せず、頑張っていきます!





2011.03.29 Tue l MBA l COM(0) TB(0) l top ▲
Katoonです。お久しぶりです。

東日本大震災が起きたのを知ったのは、LA時間の夜、IBCPというグローバルプロジェクトの際中にピザを食べながら皆でディスカッションをしていた時でした。

前職の友人から、スカイプで「Katoonさん、やばいよ。日本大変なことになっている。」といきなりチャットが入り、Yahooニュースをみて真っ青になりました。「東北・・」

彼女も青森に仕事関連で出かけているので、慌ててミーティングを抜けて携帯にかけました。幸い、都市部にいたことと、会社の指示で避難できたことで問題なかったのですが、一歩間違えれば・・と考えると青ざめました。

その後は、あまり留学している気がしませんね・・。

3月のSpring Breakに一時帰国したのですが、予定していた最終面接は全て企業側からキャンセルになり、一人ドトールで「うむ・・・」と唸っていましたが、被災された皆様のことを考えると、たいしたことはありません。


就職の件は生存さえしていれば、いつでも可能性はありますから。

震災で、孤児になってしまった子や、新居を親の為に立てたばかりに親を亡くされた方のことを考えると、本当にやりきれない気持ちになります。

連日放送される被災地の状況を見て思うのは、こうやって私費で米国留学できている現状自体、相当ぜいたくですね。ぜいたくしている分、帰国してから日本の為に何ができるかを考え、行動しないといけないと思うようになりました。

まずは残り4か月弱のMBAをしっかりクリアして、日本帰国後は、日本の為に仕事を通じて貢献していきたいと思います。不安な毎日が続きますが、頑張りましょう!
2011.03.28 Mon l プライベート l COM(0) TB(0) l top ▲
Katoonです。こんにちは。

Mid-termが終わり、今週末はManagerial Perspectiveというリーダーシップのクラスでのレポート作成のみなので、今はCoffee Beansでゆっくりしています。

さて、今年7月からMBA留学をしているわけですが、半分を終えた所感を書いてみようと思います。

◆学んだ点
○勉強編:
統計、ミクロ・マクロ経済学/管理会計、財務会計、ファイナンス/グローバルマーケティング、戦略論の基礎を徹底的に学びました。

実務経験が9年あるので、自分の経験と紐づけて理論を吸収できたのは大きな収穫でした。なぜか、会計系の試験が最もよいという驚く結果もでました。。

○プロジェクト編
マーケティングの授業では、特定製品の海外進出戦略を練り、ファイナンスでは2つの事業の成長性分析を行いました。

一番の習得は、理論を結晶化できたことよりも、多国籍なチームのマネジメントを実践できたことです。
特に、ファイナンスのプロジェクトでは、色々喧嘩もしましたが、最終的にトルコ、アメリカ、ペルー、韓国人の陣営をマネージし、良い結果に結び付けられました。

○人脈編
特にアジア圏(中国、台湾、韓国、インド)とのネットワークが出来つつあります。将来の為にもっともっとこれは高めていこうと思います。

◆所感
まず、来て本当に良かったということです。32歳で以前のキャリアを投げ捨てて、一文無しで新しい環境に飛び込むのは、なかなかチャレンジャブルでしたが、来たことで格段に視野が広がっていますし、自信にも繋がっています。特にグローバルな視点で物事を見れるようになったのは大きな収穫でした。
 
次に、いい意味で、自分の能力の限界も思い知らされました。得意分野で、試験前にかなり勉強しても平均以下なんてザラでした。。英語をそれなりにやってきたのに、満足にコミュニケートできない現状。。ただ、この現状を認識したことで、肩の力が抜けた気がします。今後は自分の能力を高めつつも、自分より優秀な人と協力しあって、大きなことを成し遂げていけたらと思います。


残り、半年を切りました。5月からはこのプログラム最大の目玉:「International Business Consulting Project」という実際の企業に対するコンサルティングプロジェクトが始まります。

最後まで、精一杯頑張っていきます!!


「人生のドラマは、自ら演じ、創っていくものである」
2011.02.05 Sat l MBA l COM(0) TB(0) l top ▲
Katoonです。

もう2月になりましたね、すみません。11月から更新を怠っておりました。

最近、Linkedinやこのブログ経由で、MBA受験に関する問い合わせを多く受けるようになりました。(たまたま今の時期だけかもしれませんが。。)

私は、自分が相当苦しんだということもあり、そういった方には、可能な限り支援するようにしています。

MBA受験は一般の人が思っているよりも数倍大変です。

仕事をしつつ、TOEFL,GMATでスコアを出し、エッセイ、推薦状、アプリケーションフォームへの記載、インタビューをこなす必要があります。さらには、出願スケジュール等を管理するなど、プロマネ的な要素も必要になってきます。

今だから書けますが、私は、正月返上でGMATをやりこみましたが、結果満足のいく点数は出ませんでした。そこで、GMATの点数は一旦忘れて、可能な限り生の情報を盛り込んだ中身の濃いエッセイを創ることで差別化を図ろうと考えました。

早速、在校生のメーリングリストにメールをし、在校生の一人と出願前に仲良くなりました。そして、彼からアドミッションが求める人材像、学校のカルチャー等を詳細にヒアリングし、エッセイに深く落とし込みアプライしました。

キャンパスビジットの効果がそれなりにある学校ということを聞き、同時にキャンパスビジット+面接依頼をしました。当日は、LAのホテルの中で面接のリハーサルを何度もし、いざ面接。

その後、LAX空港から最後のアピールメールをAdmission Directorに送付しました。

次の学校に訪問した帰りのホテル(イギリス)でCongratulation!というメールが目に飛んできたときは、涙が出るくらい感動しました。人生うまくいかないことも多いけれど、とことんやり抜けば実現できることもあると思いました。


アプリカントの人には、周りの情報に流されすぎず、最後まで妥協せず、完徹してほしいと思います。

特に米国のビジネススクールは、チャレンジ精神のある人には門戸を広げてくれます。チャレンジあるのみです。

がんばってください!!
2011.02.04 Fri l MBA l COM(0) TB(0) l top ▲